ガソリンスタンドで「エンジン切ってもらえませんか」といわれたことありませんか。
これは揮発油を扱う場所のため、気温によって気化したガソリンに引火の危険性があるからであるのです。
この様な文言が徹底されているガソリンスタンドは、危険物取扱体制ができているといえます。
これに対して従業員がガソリンスタンドの事務所内以外で喫煙や携帯電話・電子機器を利用する場合には、先のエンジンと同様に引火の恐れのため不適切な状況といえるのです。
ガソリンスタンドに限らず、企業や一般家庭で危険物を持つ場合には、それぞれの物質に応じた管理方法を行なう管理責任を負うことになります。
多量にある場合には、それ専用の管理場所を定めて施錠や防火体制の確立した危険物倉庫を設けることが、危険物の性質上望ましいのです。