建築基準法では、防煙区画を構成するために防煙垂壁という防煙壁を設置することが義務付けられています。
火災の際に煙の流動を防ぐための壁で、天井から50cm以上垂れ下げた壁になります。
従来の垂壁はガラスでできていましたが、震災の際にガラス製であるため揺れによって破損や落下だけではなく、天井ごと落ちてきたり、レールごと落下してしまうなどの問題が出てきたのです。
過去多くの震災によって垂壁が破損し、脱落していることがわかっています。
商業・アミューズメント施設に透明タイプを使用したり、工場や天井の高い施設には乳白タイプが向いています。